【初めてでも簡単!開業届を書いてみよう その2】

さぁ、前章で「開業届」とはなんぞやということが掴めてきたかと思います。「フリーランス」名前だけ聞けば遠い現実のように思えるけど、フリーランスへの道はすぐそこです。さぁ次はあなたが開業届を書く番です!

開業届の書き方

まずは、開業届をまだ見たことがない方のために見本をお見せします。税務署に行けばおいてありますし、実際足を運ばなくても税務署HPからダウンロードできます。同内容でエクセルファイルを下記よりダウンロード出来ます。

     開業届見本

開業届(個人番号欄付)ダウンロードはこちら

     

さて、上の開業届の現物を始めてみた方は、「難しそう」「何を書いていいのかわからない項目がある」という風に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?現に筆者がそうでした。書き方を学んで、税務局にもお問い合わせしたりして、最近やっと分かってきたというくらいです。でも、とっても簡単なんです。これからご説明しますので、一緒に書いていきましょう!     

■タイトル

今回はこれから開業する人が対象なのでタイトルの「個人事業の開業・廃業等届出書」の「開業」の部分を○で囲ってください。残念ながら廃業する場合もこの用紙を使いますが、ここでは説明は省きます。

    

■税務署長・納税地・上記以外の住所地・事業所等

ITフリーランスの場合は、通常事務所を用意せず自宅で開業となると思いますので、その場合は「納税地」の「住所地」を○で囲んで、「納税地」に自宅の住所・電話番号を記入してください。事務所を用意し事務所を納税地にしたい場合は「事務所等」を○で囲み、「納税地」に事務所の住所・電話番号を記入してください。更に「上記以外の住所地・事業所等」に自宅の住所・電話番号を記入してください。事務所を用意するけど納税地を自宅にしたい場合は逆に「居所地」を○で囲み、「納税地」に自宅の住所・電話番号を記入し、「上記以外の住所地・事業所等」に事務所の住所・電話番号を記入してください。「税務署長」の左欄は納税地の管轄税務署名を記入します。管轄税務署はここから調べられます。

    

■提出日

この届を提出する日付を記入します。とりあえずここは空白にしておいて税務署に持っていった時にでも記入すれば良いでしょう。

    

■氏名

あなたの氏名・フリガナを記入して、印鑑を押してください。印鑑は認印やシャチハタでも大丈夫です。

    

■生年月日

あなたの生年月日を記入してください。

    

■個人番号

あなたの個人番号(マイナンバー)を記入してください。

    

■職業

職業は「システムエンジニア」とかで良いでしょう。

    

■届出の区分

「開業」を○で囲んでください。後は未記入で大丈夫です。

    

■開業・廃業等日

事業開始日を記入してください。正直あまり日付はこだわらなくても良いです。この書類を出す日らへんの適当な日で構いません。

    

■開業・廃業に伴う届出書の提出の有無

「青色申告~」の欄は後でご説明する「青色申告承認申請書」も同時に提出する場合は「有」に○を囲ってください。「消費税に関する~」は開業して1~2年の場合は「無」を○で囲ってください。

    

■事業の概要

事業内容を記入します。とりあえず「システム開発、システム運用保守、システムサポート及びこれらに付帯する業務」みたいに書いておけば良いでしょう。最後に「これらに付帯する業務」と記入しておくと、範囲が広がり後々役立つでしょう。

     

1人でITフリーランスを行う場合は上述の内容だけでOKだと思います。後は空欄でも大丈夫でしょう。

     

クリックすると拡大します。

           開業届見本

是非、見本画像もクリックして拡大して見てみてください。こちらの画像を見れば誰でも書けるようになっています。それでも分からないことがあれば、弊社またはあなたが開業届を提出予定の税務局に問い合わせをすると安心です。

ITフリーランスエンジニアに興味が沸いたらこちらへどうぞ